Tuesday, December 19, 2006

『薔薇をさがして・・・・』






今江&宇野コンビの第二弾。
父親が急死して、母とふたりで居酒屋をやっている十三歳のアキのお話。
古いジャズの『降っても晴れても』のゆっくりとしたピアノ。
女のひとの後ろ姿が銀色ウサギに見えた。





毎週ひっそりと昭夫にだけ見える銀色さん。
彼女の背中を思い出しながら、仕事をする。
夢の中でなくなった父と話した昭夫は、銀色さんが誰なのか気がつくのですが・・・。

恋というよりはただ気がかりな想い。
父と会えたと喜んでいた銀色さんは、では、ほんとうは・・・。
母が針を落とした『薔薇をさがして』が流れて来て、いまの気持ちにぴったりだと思う昭夫。
まだ少年でありながら働かなければならないのだが、あまり不幸せには見えない。
必死になって生きるとか働くとかいうのとはちょっと違う。
時間がゆっくりと流れている気がする。